2023/10/07

こどもの才能


 仕事帰りに友人とカラオケ屋さんで練習してきました。

練習している譜面は、トランペットとクラリネットの二重奏です。

この譜面は私の息子が作ってくれました😊

ハウルの動く城の曲「人生のメリーゴーランド」をアレンジしたものです。


私の息子は小さい頃から音楽が大好きで、

4歳からピアノ、6歳からドラム、12歳からトランペットを始めました。

これも発達障害らしいと思うのですが、特定の才能にとても長けているのです。

息子は聴覚過敏で、耳が聞こえすぎて、あらゆる音を拾ってしまいます。私たちが聞こえていないような高い音から低い音まで、自分の意志と関係なく聞こえてしまって、日常生活に支障が出ます。

短所と思われがちなこの特徴が、実は音楽の才能と関係がありました。

絶対音感があり(相対音感はない)いろんな楽器が同時に音を鳴らしても、すべて聴きとることができるのです。


すべてのことをまんべんなく、卒なくできるようになることを求められている社会ですが、発達障害の人は得意な才能を伸ばす方が良いんじゃないかなと思います。

すごく嫌で苦手なことやできないことを、できるように訓練するよりも、楽しいと思っている得意なことをどんどん伸ばしていこうと思いました。


3つも楽器をしていると、いろんな人から

「どれも中途半端になるから、ひとつの楽器を一生懸命、練習したほうがいい」

と言われましたが、それは人それぞれ。

息子は早く上達したいわけじゃなくて、3つの楽器をその時その時にゆっくり楽しんでいました。


今では、トランペットが軸になり、ピアノとドラムは補助的な位置づけです。

曲を作ったり、コード進行を確認したりするときは、まずピアノを触っています。ドラムは、いろんなジャンルのリズムパターンを理解するのに役立っているようです。

不登校を経て、音楽の専門学校へ進むのですが、その話はまた別の機会に。


子どもが発達障害に限らず、できないことばかりに目が行って、得意なことを伸ばすのを忘れていませんか。

私はそうでした。ほかの子が当たり前にできているのに、できないと焦りました。

将来が不安になったりもしました。

半分やけくそになった方がいいかもしれませんね。どうにでもなるって。

今、楽しいのか。今、幸せなのか。

それが一番大切なことではないかな。

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