私は下顎が左に曲がっていました。
初めにそれに気が付いたのは、私の祖父でした。
私が4歳くらいの時に、左の頬が少し腫れているように見えたらしく、
「なんかあるかも知らんから、気いつけて見といたれ」
と私の母に言ったそうです。
母は何とも思っていなかったようで、気のせいだろうと放置していました。
そして、私が中学生になった時に歯科で顎変形症を指摘されます。
まだまだ成長期なので、これから顎の形も変化していくので、成長が止まる20歳ごろに手術するということになりました。
この頃の私は口が開け辛く、大きく開けようとするとゴキっと音が鳴りました。
歯並びも悪く、かみ合わせもうまく合っていない状態。
そんなこんなで手術する機会を待っていたのですが、なんだかんだと遅れて、そのうちに結婚や出産などあり、結局手術したのは26歳ごろ。
手術は顎変形症と診断されていたら健康保険が適用されますし、
民間の医療保険に加入している場合も給付金が受け取れます。
ずいぶん前なので詳しい日程は覚えていませんが、1週間ほど入院したと思います。
手術は全身麻酔です。
口の中から切るので、顔には傷跡は一切残りません。
下顎の左右2か所の骨をスライドできるように斜めに切り、正常な位置にずらしてから固定します。
簡単に書いちゃいましたが、この手術はめーーーーっちゃくちゃ痛いし大変です。
手術直後は本当に後悔しました。
こんなに痛いってわかってたら絶対にしてなかった。
まあ、今でこそやって良かったと思えますが、
当時は痛くて痛くてそうは思えなかった(;´・ω・`)
口腔内の手術なので、手術の時は鼻から酸素を入れます。
私は鼻の通り道が狭かったのか、綿棒を何本も突っ込まれて通り道を広げられたのが
激痛。゚(゚´(00)`゚)゚。
涙だらだら流しながら耐えました。
そこからは麻酔で何もわかりません。
手術が終わって、医師から
「わかりますか?口の中にある血液を舌で外に出してください」
と言われ、もうろうとしながら血液をせっせと出しました。
そして、ものすごく寒くてぶるぶる震えていました。
口はどうなっているかというと、
あらかじめ矯正で使う器具を歯に装着してあり、それを使って上の歯と下の歯をワイヤーでガチガチに固定されていました。
下顎の切った2個所には血抜きのチューブが刺さっています。
頬から下顎全体にはしっかりテーピング。
しばらくは嚙むことができないので、流動食です。
病院で用意されたものはまずかったので飲むのがしんどかった💦
カロリーメイトのリキッドタイプみたいな感じ。
顔全体がパンパンに腫れるし、めちゃくちゃ痛い。
2カ所骨折したようなもんですからね。
やっと激痛が治まってきた手術後3日目くらいに、血抜きチューブを取るというイベントが…。
このチューブ、切開したところに刺さっているのですが、引っこ抜く時に
激痛!(´;ω;`)
2カ所に刺さってるから、もう1回激痛!!!(´;ω;`)
これで激痛イベントは終了です。
退院してからは、ポタージュスープとかプリンを飲んでいました。
歯は閉じたままでも、案外飲めるものですね。
そして、切ったところがくっついてきたら、ワイヤーの固定を取ります。
しばらく顎を使っていないと、全然噛めなくなっています。
まずは、ゆっくり噛む練習から。
若かったからか、そこからは速かったです。
口を開けても痛くない、ゴキっと音もしない。
とっても快適になりました💕
顎変形症にもいろいろなパターンがあって、
私みたいに左右どちらかにずれている場合や
下顎が前に出ている、上顎の位置が悪いなど様々です。
人によっては、もっと壮絶な手術になると思われます。
私の経験談が少しでも誰かの役に立てば幸いです😊
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