2023/12/16

顎変形症の手術

 私は下顎が左に曲がっていました。


初めにそれに気が付いたのは、私の祖父でした。

私が4歳くらいの時に、左の頬が少し腫れているように見えたらしく、

「なんかあるかも知らんから、気いつけて見といたれ」

と私の母に言ったそうです。

母は何とも思っていなかったようで、気のせいだろうと放置していました。


そして、私が中学生になった時に歯科で顎変形症を指摘されます。

まだまだ成長期なので、これから顎の形も変化していくので、成長が止まる20歳ごろに手術するということになりました。

この頃の私は口が開け辛く、大きく開けようとするとゴキっと音が鳴りました。

歯並びも悪く、かみ合わせもうまく合っていない状態。


そんなこんなで手術する機会を待っていたのですが、なんだかんだと遅れて、そのうちに結婚や出産などあり、結局手術したのは26歳ごろ。

手術は顎変形症と診断されていたら健康保険が適用されますし、

民間の医療保険に加入している場合も給付金が受け取れます。



ずいぶん前なので詳しい日程は覚えていませんが、1週間ほど入院したと思います。

手術は全身麻酔です。

口の中から切るので、顔には傷跡は一切残りません。

下顎の左右2か所の骨をスライドできるように斜めに切り、正常な位置にずらしてから固定します。


簡単に書いちゃいましたが、この手術はめーーーーっちゃくちゃ痛いし大変です。

手術直後は本当に後悔しました。

こんなに痛いってわかってたら絶対にしてなかった。

まあ、今でこそやって良かったと思えますが、

当時は痛くて痛くてそうは思えなかった(;´・ω・`)



口腔内の手術なので、手術の時は鼻から酸素を入れます。

私は鼻の通り道が狭かったのか、綿棒を何本も突っ込まれて通り道を広げられたのが

激痛。゚(゚´(00)`゚)゚。

涙だらだら流しながら耐えました。

そこからは麻酔で何もわかりません。


手術が終わって、医師から

「わかりますか?口の中にある血液を舌で外に出してください」

と言われ、もうろうとしながら血液をせっせと出しました。

そして、ものすごく寒くてぶるぶる震えていました。


口はどうなっているかというと、

あらかじめ矯正で使う器具を歯に装着してあり、それを使って上の歯と下の歯をワイヤーでガチガチに固定されていました。

下顎の切った2個所には血抜きのチューブが刺さっています。

頬から下顎全体にはしっかりテーピング。


しばらくは嚙むことができないので、流動食です。

病院で用意されたものはまずかったので飲むのがしんどかった💦

カロリーメイトのリキッドタイプみたいな感じ。


顔全体がパンパンに腫れるし、めちゃくちゃ痛い。

2カ所骨折したようなもんですからね。

やっと激痛が治まってきた手術後3日目くらいに、血抜きチューブを取るというイベントが…。

このチューブ、切開したところに刺さっているのですが、引っこ抜く時に


激痛!(´;ω;`)

2カ所に刺さってるから、もう1回激痛!!!(´;ω;`)


これで激痛イベントは終了です。



退院してからは、ポタージュスープとかプリンを飲んでいました。

歯は閉じたままでも、案外飲めるものですね。


そして、切ったところがくっついてきたら、ワイヤーの固定を取ります。

しばらく顎を使っていないと、全然噛めなくなっています。

まずは、ゆっくり噛む練習から。

若かったからか、そこからは速かったです。


口を開けても痛くない、ゴキっと音もしない。

とっても快適になりました💕


顎変形症にもいろいろなパターンがあって、

私みたいに左右どちらかにずれている場合や

下顎が前に出ている、上顎の位置が悪いなど様々です。

人によっては、もっと壮絶な手術になると思われます。


私の経験談が少しでも誰かの役に立てば幸いです😊


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