2023/10/12

ミニマリストと終活

私はずいぶん昔から、自分は40~50くらいで消滅するもんだと思っていました。

どうしてそう考えるようになったのかはわからないんですが、まあ平均寿命よりも早くにいなくなることを前提に、いろんなこと考えていたんですよね。

うつ病を患って10年以上も早く楽になりたいと思うようになり、寛解して息子も大きくなってきて「いついなくなっても特に思い残すこともないな」とさらにその考えは進み。

次はサルコイドーシスという難病を発症して、「ほんまに先は長くないかもね」とさらにさらに加速させることになりました。


数年前に家中の捨て活を始めたのは、特に終活がしたかったわけではありません。でも、どんどん物が減っていってミニマリスト的な考え方も良いなと思い始めたら、終活についても考えるようになりました。

考えないといけないこともたくさんあります。

お葬式のこと、お墓のこと。相続のこと。

母子家庭ということもあり、私が契約しているものはすべて息子が解約の連絡をしないといけません。

残してあげられる財産なんてほとんどないだろうけど、せめて煩わしい手続きや家の片付けは最小限にしてあげたい。

ミニマリストになる時に重要なのは「自分が今、何を大切にするか」ということ。

軸がブレたり、考えがまとまっていないと、ただただ物を捨てていくだけで「結局なにがしたかったんだっけ?」となりかねません。大切なものは人それぞれなので、他人の真似をしても意味がありません。

私の場合、

趣味(山登り、岩登り、トランペット)にもっと時間を使いたい。

持病で体がしんどい時でも楽に生活したい。

息子に迷惑をかけないように終活したい。

こういう目的があったから、手放すものと持つものを判断するのが比較的簡単でした。


息子にはこう伝えています。

お墓はいらない。お葬式もしない。亡骸は直葬で、骨は小さいのひとつ持って帰ってもいいし、持って帰らなくてもいい。

亡くなったことは、誰にも伝えなくて良い。

銀行口座、証券口座、保険関係などの重要な書類の場所を伝えておく。

私のものはすべて処分してほしいこと。


ただ、盲点だったのが、「早くいなくなる」と思い込みすぎて「長生きしてしまった時」のことを考えていなかったことですね💦

もちろんミニマリストは長生きした場合にもメリットはたくさんあります。でも、やはり重要なのは経済的なことですよね。

今のところ、どうやら自分が考えているよりも長く生きてしまいそうなので、貯蓄することも努力しないといけないなあと思うのです。


終活を意識しだしてから、思い悩むことが減って前よりも幸せになった感じさえあります。

詳しい終活の内容は、これからちょこちょこ記事にしていく予定です😊

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